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茶色で統一された、綺麗な部屋。
そこに、二人の男と、二人の女。
一人の男は、紺色のスーツ姿にメガネ。
もう一人の男は、白のタンクトップに紺色の短パン。
一人の女は、ふわふわな茶色の髪に、服はまるで織姫のような。
もう一人の女は、黒のワンピースに、ポニーテールにメガネだ。
13時になり、時計からひよこと、ひよこの声。
「出席をとるぞ」
紺色のスーツを着た男が立ち上がった。
「ぷぷ、マナブくんまじめー」
マナブと呼ばれた男を、織姫のような女が笑う。
「金の神・カネコ」
「はい」
黒のワンピースを着た女が静かに返事をした。
「健康の神・ゲンキ」
「おっす」
「恋愛の神・アイ」
「はいはーい」
アイはニヤニヤしながら、手をあげる。
「仕事の神・シキ」
シンと静まる部屋。
マナブの手が震えていると、奥の扉がゆっくりと開いた。
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