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直ぐに消えそうな声と共に手を上げたのは、アイザック同様に隅で蹲っている少女、どちらもいい顔、綺麗な白い髪、でも、窶れている あと、こっちは「熱くなれよ!」と「心も体も寒い」のシャツ
「こっちもかぁ、いい顔してるのになぁ。ほれ」
「勿体ないねぇ」
「ねぇ」
「はい次、「サレナ・ブラヴァツキー」さん、ほい」
「彼方の方とは思わないんですね」
「間違ってた?」
「いえ、私が「サレナ・ブラヴァツキー」です」
白いセミロングの髪の女性が肯定する。 白い髪の奴しかいねぇなこの空間! ただし二人は黒い
「はい、黒山羊さん」
「はぁい、な・か・みは~♪」
「んで、最後のこれは…」
「何を悩む必要があるんですか?貴方の者でしょう?」
「名無しが一つ、俺のが一つだ。クローズドにはエサになったりする奴隷枠をよく見るが…」
この部屋の扉がある、両開きの物もあるけど… そのうちの一つ、「ブックス」と書かれた木製の扉が開く。
「私を奴隷とは、言うてくれるのぉ、人間」
現れたのは金髪、赤眼、白い肌、牙が特徴的なよ…少女だ。確実に、絶対に、第一印象は吸血鬼であることは確定的に明らかだ。
「古くさいしゃべり方だな、ほれ、嬢ちゃん名前は?」
「ふんっ、名前なんぞ捨てたわ」
「そりゃぁ、指定の紙がないわけだ」
「そう言う貴様は何者だ?」
「やと、十六夜夜渡だ、夜を渡ると書く、何、巻き込まれただけの貧弱一般人だ」
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