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「他は良い、一通り聞いてはいた」
「盗み聞きか?良い趣味とは言えんな」中身確認
「ふん、耳が、良いのでな、聞こえてきただけじゃ」
「否応なしに、ってやつか。なぁにこれぇ?」
出てきたのは素材も製法も解らぬカード、なにやらBとかCとか書いてあるが…。
「ギルドカードを知らないんですか?」
「知らん、教えてくれないか?」
「はぁ(溜息)所有者の現在の能力値、および適正を大凡でランク付けする物です。上から、S、A、B、C、Dです。Bを普通にA、Sは得意分野、C、Dは苦手分野になります。」
「んじゃ俺は魔力を使用するもは全部苦手分野って事か」適正表示で見せながら
「筋力、体力、機動力、耐久力がB、精神力がA、魔力、全属性適正がC、…そうですね。戦闘は向いていないでしょう。」
「実数値の表記ですと、Bは戦える範囲ですが、Cは非戦闘の領域だったはずですよ、そうでなくともあまりおすすめしません。」
「精神力以外全部Cだぁ、あくまで戦闘基準なのね」
「適正を無視して鍛え上げた、なんて人もいますけどね」
「適正表記の天職は?」
「万屋、どんな職?」
「万能超人、器用貧乏、秀でた能力のない人の職です」
「なるほど、だいたい解った」
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