ひとりあそび

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中二時代 僕の空想ひとりあそびは 現実的なものへと変化しました ん?空想に現実もないだろうって まあ 聞いてくださいよ 僕は あるひとりの女性に恋をしました 所謂 初恋ですねえ まあ しかし 今まで 空想ひとりあそびが 一番の趣味だった自分が どうしたらよいのかと 思いますよねえ そりゃぁ 誰だって 異性を意識しちゃうと それも初恋ともなれば 頭ん中 パニックなっちゃいますよね が  実際に そのテニス部の活発な少女に何か意思表示なんてできる訳もなくて そのまま 過ぎて行くはずだったのだが ふと そのとき 彼女と空想でもいいから 仲良くしたいなあなんて 始まっちゃいました うわあ 気色悪いぃ~!と 退かないでくださいよぉ~ 当時は 男女の違いと言うか お付き合いするとか そう言う知識は まるでなかった自分としては まずは 漫画からまた 入りましたね ○ッチやら ○星やつら その前のバイブル的な○んだカップルなんて読み漁っては ああ こんな恋愛したいなあ とか  こういう出会いとかもあるのかあ なんて  で 僕は なにも取り柄のない自分とテニス部の彼女を主人公とした物語を ついに 書き始めた訳だ そうです 今までは 大好きな ひとりあそびが ついに ここで 物語へ そうです 創作物語へと昇華していったんですよ えっ だから何? ハイハイ 先を急がないでくださいね 中二の夏休みいっぱいかけて 「初恋はどうなる?」と言う短編小説を書いてしまった訳です えっ どうせ それもまた 取ってあるのはわかってるよって ハイハイ その一節 書きましょうか? えっ 無理 読みたくない あはは まあ人に読ませることができるような代物じゃないってわかってますから 当然 そんな恥ずかしいもの ここに書きませんよ ンで その初恋はどうなったかって? 初恋とは実らぬもの也って 誰か偉い方が言った通り  まあ そんな訳でさ 奇蹟もなんも起きずに 時は流れて 大学二年生の頃 えっ 高校時代は どうしたって? いやいや そんな恥ずかしいことは書けませんよ って 今までだって充分恥ずかしかったって まあ そうですがぁ ここは武士の情け 聞いてくださるな って どうしても聞きたいってぇ?
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