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『どんなに焦がれても、抗ってみても、ダメなものはダメなんだ』 潔くなれない私は、けれども、これが私なのだと開き直るしかないなぁ、と思う。 ダメなものはダメ。けれど、好きなものは好き。 私はやっぱり、彼という作家と彼の作品が好きなんだ。惹かれている。 それは消すことのできない感情だと知った。 もしかしたら、過去を振り返っているのかもしれないけれど、好きなものを心に残すことは自然のことだよね? だからね。私はいつか告白したい。『大丈夫です』と言えなかった代わりに。 『あなたは本当に本当にすごい作家だよ。あなたの作品に心を揺すぶられる多くのファンの一人としてあなたが大好きです』 雨の日がくれた勇気とたくさんの感謝を込めて。 《終わり》
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