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「いずれ、分かるわ…… 咲ちゃん、奥洋の家に案内して」
鳴はそう言うと立ち上がった。
「えっ、分かった」
森咲さんは展開の早さについてこれず戸惑っている様子だ。
「犯人は今日奥洋と絶対に接触する。 その前に犯人を捕まえるわ」
「だから、犯人って誰なんだよ! 」
安圭さんは立ち上がり、声を荒げて苛立ちを隠せないでいた。
「言っていいの? 」
鳴は僕を見下ろした。
ゆっくりと縦に首を振った。
やはり犯人はあの人だ。
僕と鳴の犯人は一致していた。
「犯人は…… 」
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