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捜査部の部室をせっかく作ったのに休みの日に活動する時は絶対に僕の部屋だ。
もう何度もこの会話を繰り返している。
高校に入った時に僕の特異体質を活かそうと、やっとの思いで高校の理事長に掛け合って創部した捜査部。
部としても認められて部室まで頂いたのに僕の部屋で活動していたのでは意味が無い。
何度もそう言っているが鳴は全く言う事を聞かない。
「私の家から学校までの間にあなたの家があるから悪いのよ。 それよりも捜査でしょ」
鳴はそう言って会話をすり替えた。
「そうだね…… とりあえず話そうか」
もう諦めた。
長くて真っ黒な髪の毛を揺らし、それに相反するかの様に真っ白な肌。長い睫毛に大きな目。
ルックスは抜群で成績も優秀。
ただ性格が最悪。
それが鳴だというのを思い出した。
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