【夜】から始まる物語
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「そろそろか……」 窓の外を見ながら俺は呟いた。 【夜】の空は端から端まで真っ黒で、街の灯りがわずかに見えるだけだった。 只今の時刻は23時57分。いつもは早めに寝るのだが、今日は日付けが変わるまで起きてたい気分だった。なぜかというと……
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