【夜】から始まる物語

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「正しかったのかな、俺たち?」 俺は窓の外を見た。 「どうだろうね」 彼女もぽつりと続く。 部屋が月明かりに照らされる。そして、中央にぺらりと置かれたそいつが白く反射する。 離婚届。 そう、あと2分半くらいで俺たちの【愛】が終わるんだ。あと2分半くらいで。
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