ラブドール

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「うっ」小夜子は少しうめいた。 「痛い?」 「大丈夫です。ゆっくりお願い」 そのまま、奥まで押し込んだ。しばらくジッとしてから少し動いた。 「大丈夫?」 「はい」 ゆっくりとだが、動かし続けた。小夜子は少し痛そうだったが、十分に濡れており動きはスムーズだった。 きつくて、あまりに気持ちよく、僕は直ぐに小夜子の中でそのまま逝ってしまった。 本当なら中で逝くなんて大変な事だが、なんと言ってもこれは夢(妄想)なのだし相手はドールなのだから安心だ。 男なら判るだろうけど、逝った後というのは結構眠たくなる。僕は抱き枕のように小夜子を抱いて幸せな気分で、そのまま寝てしまった。 大枚叩いて小夜子(のドール)を手に入れて良かった。翌朝になれば、夢が覚めて小夜子は動かないのだけれど、何と言っても、こんな夢が見られるのだから、幸せだ。 そんな事を考えながら寝落ちした。 翌朝、目が覚めた。目の前に小夜子の顔があった。小夜子に腕枕をするように寄り添っていたのだ。 今までは、小夜子をソファーに座らせていたが、これからは添い寝させるのがクセになりそうだ。 いつものように、小夜子は目を瞑(つぶ)り、動かず・・・・・、ん? 目を瞑り?     
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