第1話 アトモビウスの腕輪

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第1話 アトモビウスの腕輪

ようこそ おいでなすった 旅のお方 さあ こちらで休んでおいきなさい 古い暖炉の前に腰掛けている老婆の手には深いしわがきざまれている。顔もしわくちゃで、垂れ下がった目蓋の奥に、グレーの瞳が不気味によどんでいる。 テーブルの上には一冊の本。茶色のカバーには見たこともない文字がびっしりと描かれてあり、金色の模様があしらわれている。 いにしえの秘宝 エンシェントアーク この本は 古代の魔法の品々と それにまつわる伝承が しるされているのです
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