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9話 恩返しがしたい
歌ってみた動画のおかけで人気になり、芸能事務所からのスカウトがあった。
私は勿論、快くその事務所に入った。
そして、その事務所に入る時、私のマネージャーになる人に言われた。
「どうして、歌い手になろうと思われたんですか?」
私は、歌い手になろうと思ったきっかけを話した。
すると、マネージャーは何かを閃いたように私を見て、「じゃあ、おかあさんに恩返しで、歌を送りましょうよ!」と言った。
その時のマネージャーの顔は、やる気に満ちていた。
私はそのマネージャーの顔を見て、乗り気になった。
そして、私が作詞をし、歌詞に合うようにマネージャーが作曲家に依頼をし、曲を作った。制作期間は6ヶ月ぐらいだろう。とは言ってもほとんどの私が作詞で悩んでいただけなのだが。
完成した曲を初めて聴いた時、マネージャーは泣いていた。私は、泣きそうにはなったが、堪えた。
そして、事務所の上の人と話し合った結果、作詞をしていた時に決まったライブでの初公開曲として歌うことになった。
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