第二章

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【結】 「はぁ、とりあずそいういことで」  私はそういうと無情にもドアを閉めた。  まったく傍迷惑な人だな。  部屋に戻ってきて再びパソコンに向き合った。  SNSを見るとなにか気になることが書いてある。 「え……」  書いてあるのは『崩れ落ちる女性! それを放置するJK!』と書かれた見出しにはご丁寧にさっきのやり取りの写真があった。さらにすでにその批判のコメントがいくつかあった。  慌ててドアを開け放った。  ドアの前にはさっきの女性がスマホ片手にニヤッと笑っていた。
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