第四章

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【結】 俺達はグチャグチャになったケーキを食べ終わると臣が立ち上がり、俺に向かってビシッと指を指した 「次はマトモなケーキを持ってくるからな!」 「オイ!? 次って来年の誕生日かよ!?」 「当たり前だろ!」 「ハァッ…分かった 期待しないで待ってやるよ」 「そこは『期待する』って言ってくれよなぁ!」 そう言って臣は苦笑いしながら言っていた ふと、俺は誕生日を祝ってくれた臣にこのまま帰すのは申し訳無かったのでどうしたものか考えていると、昨日買った物を思い出した 「なぁDVDでも見るか? お前も見たいって言ってただろ?」 俺は新作のアクションDVDのパッケージを臣に見せながら聞いてみた 「おっ!? 良いぜ!」 すると臣も賛成してくれたので男2人でDVD鑑賞となった 《いつかお礼しなきゃな》 DVDに夢中になっている臣の横顔を見ながら、俺は臣の誕生日に、今回と同じようにサプライズケーキを贈ってやろうと心に決めた   えっ!? 成功したかって?   それは……想像に任せるよ END
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