第二章

2/5
11人が本棚に入れています
本棚に追加
/146ページ
【起】 「あぁ……アイス食べたい……」 気温36℃。アタシを殺す気か。もうブラもしたくない。案外汗溜まるんだよ。 「コンビニ行くのもだるい……」 クーラーの効いた部屋でダラダラゴロゴロしている。こんな日に外に出る奴いないだろ。アイス食べたい。 さっきからアイスのCMがアタシを誘惑している。悪魔だこいつら。 「うぅ、なんかあったかな?」 ダルダルっと立ち上がったアタシは、ノーブラタンクトップにハーパンという緩みきった格好で冷凍庫を開けた。 その時、予定もないのに呼び鈴が鳴った。
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!