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「そういえば、誠~」
「なんだ」
前の席から篤人が話しかけてくる。
「俺……モテ期到来かも」
「は?」
こいつ、つくものことが好きじゃなかったのか? その事に驚きを隠せない。周りを見渡すが、つくもは他の女子との話に夢中で、さっきの篤人の発言には気づいていない。
「そんなに驚くなよ~」
「いや、だって」
声を小さくしてしゃべる
「お前、つくもが好きなんじゃないのか?」
「もちろん愛しているさ。しかし、これとそれは別だ」
何が別なんだよ。
声の大きさを元に戻す。
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