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「なんでそんなに哀れんだ目をしてるんだよ。別に嘘とか妄想だとかそういう訳じゃないんだぜ」
「じゃあなんだ。お前が毎日夢で会っている女の子はどんな子なんだよ」
「それがチョー美少女でさー。しかも毎日夢が終わると次の日にはきちんとその夢の続きが見れるんだよ」
「それって……」
「おーいお前ら席につけー朝のホームルーム始めるぞー」
ちょうどいいタイミングで担任が来た。
「じゃあまた、後で」
そう言って篤人は前を向く。
しかし、さっきの話は少し気になる。普通同じ夢の続きを次の日に見るだろうか?その不自然さに気づいていない篤人も篤人だ。
……とりあえず現状は様子見をしておこう。
こうして友人に対して少しの謎を残しつつ、俺のいつもの日常が始まった
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