日常

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「ねぇ-いいでしょ」 「……確かにたまにはいいのかもしれないな」 「じゃあ決定~! 遊べる~」  ついにはっきり遊ぶとか言ったな 「遊びじゃあないからな」 「ちぇー」  そうはいいつつ、こいつは毎回あやかし屋の時に一緒にいてくれる。俺からしたら頼もしい相棒だ。まあ絶対本人には言わないが 「そういえば誠、今日ね新しい噂を仕入れたの。知ってる?」 「今日はやけに質問が多いな」 「そんな気分だから。で知ってるの? 知ってないの?」 「しらん」 「もぅ~誠はこういうのに疎いんだから。あやかし達のことは時々噂として世間に出るんだから、ちゃんと情報収集しなきゃ」  悪かったな知らなくて。でも仕方ないだろう、学校では静かなキャラのただの生徒で通しているんだから。  それが余計におじいさんっぽいと言われる原因の1つになっているんだけどな
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