幼馴染

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「あっそういえば英輔くんと茜ちゃん帰ってくるそうよ」 「は?」  いつも通り朝ご飯を食べているといきなり母さんが爆弾を落とした。  英輔と茜  この二人は幼稚園のから小学校までが一緒だった幼馴染だ。しかし、俺にとっては爆弾ともいえる存在で、決して交わることのない真反対な奴ら。  もちろん別に仲が悪かったわけではなく、むしろ仲が良かったぐらいだった。ただ、あやかし屋を祖父と行った帰りにあいつらがあやかしを倒しているのを見なければの話だが。  そう、あいつらは陰陽師の家系ということを色んなツテ(あまり人に言えない)で調べた。  もちろんあいつらは俺があやかし屋をやっていることを知らない。
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