第十四章 DeathWord(死の合言葉)

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「まだこんなに幼いノニ......可哀想ダナ」 一方、 アレクは沈痛な表情を浮かべ そんな黒髪の少女の前で 十字を切った。 「しかも......この少女、殺されたみたいだぞ」 少女の首には銃弾の痕が くっきりと残っていた。 疑う余地は無い。 目を瞑り 少女の前で日本式に 手を合わせるエマ。 南無阿弥陀仏...... 残念な事ではあるが...... この村に到着してからと言うものの 見た物と言えば死体ばかりだった。 死体、死体、死体...... とにかく 死体ずくめだ。 ①肉片と化したバラバラ死体が  家の外と中で約10体。 ②村人の撃ち抜かれた死体が  大人のみで約30体。 ③平家のベッドに寝かされた村長と娘の死体が  計2体。 大きく分けると それら死体は3つに 分類する事が出来た。 エマは少女の前で 目を瞑りながら、 この難解なパズルを 解きに掛かる。
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