第十四章 DeathWord(死の合言葉)

14/18
355人が本棚に入れています
本棚に追加
/2788ページ
エマは徐に 裸電球のスイッチを再び押してみた。 パチン。 すると、 隠し部屋は真っ暗に。 そして もう一度押してみると、 パチン。 隠し部屋は 再び照度を取り戻す。 パチン。 パチン。 パチン。 パチン。 エマがスイッチを押す度に 隠し部屋は、 暗→明→暗→明...... を、繰り返した。 ソフィア→マーラ→ソフィア→マーラ...... エマは交互に 写真で見た二人の顔を 頭に浮かべる。 ............ ............ ............ 点と点が繋がりそうで 中々繋がらない。 エマの頭の中は 既にオーバーヒート寸前だった。 すると、 「エマさん、あったゾ! マンホールの蓋ダ」 突然、 アレクの声が 頭上で響き渡る。
/2788ページ

最初のコメントを投稿しよう!