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やがて正面には
大きな木製の扉が......
その扉が開いたその先に、
このレールの終着地点が
きっと待ち受けているのだろう。
もし、
この扉の向こうで『ヴァローナ』の兵隊が
手ぐすね引いて待ち受けてたなら......
更に、
エマ達が何の策も講じる事なく、
この扉を馬鹿正直に抜けるような事が
あったとしたら......
エマ達の命運も
ここに尽きたと言わざるを得ない。
そんな事態に陥らない事を
ただ神に祈るばかりだ......
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