第二十八章 воин(最強戦士)

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本当に信じ切ってるのか? エマさんに限って そんな事も無いとは思うんだけど...... いずれにせよ、 あたしがしっかりと この少年を監視してるしか無い! もしちょっとでも 怪しい素振り見せたら 直ぐに縛り上げてやる! 「よし、じゃあ行こうか」 エマが立ち上がると、 イヴァンは直ぐ様、 自家製『鞭』を二人に手渡す。 手に取ってみると、 中々の重量感だ。 こんなんで足を引っ叩かれたら たまったもんじゃない。 ミミズ腫れどころか、 骨すら折れてしまいそうだ。 えいっ! ピシッ! えいっ! ピシッ! いきなり、 素振りを始める美緒。 なぜだか恍惚の表情を 浮かべている。 ご満悦の様子だ。 ここまで『鞭』が似合う人間が この世に存在するものなのか...... サディスト美緒の君臨だ。 一方その様子を見て、 開いた口が塞がらないエマだった。
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