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「先輩……無理です……」
金曜日の夕方。
最後の仕事は半泣きの原をなだめる事だった。
「大丈夫。面倒な方は俺の同期に振り分けた。原のは簡単なやつだ」
原はその言葉に少しは安心したようだったが、やはり不安は消えないようだった。
無理もない。
「梅村先輩…… 1年間、ありがとうございました……」
「頑張れ。原なら出来る。またな」
とうとう原は泣き出した。いつも軽口叩いてる生意気な後輩ではなく、
弟みたいな彼と別れるのが少し辛かった。
「いつでも連絡していいから」
「はい……」
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