2章 うちの上司はロクでもない

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「やめてください」 「つれないねえ…もうほんと食べちゃいたい」 ゾッと背筋に悪寒が走った。どうやら今年一番の寒波がやってきたらしい。 春なのに。 早く帰って暖かくして寝よう。 「俺は守備範囲外じゃなかったんですか?」 「そうだったんだけどね。最近はノンケを屈辱的に組み敷くのも悪くないなって僕は気付いたんだよ」 何その嬉しくない発見。にこやかな笑顔のくせして、言っていることはただの変態発言だ。 いい加減にしないと猥褻罪でしょっぴくぞ。 「……おい風紀…てめェらほっとけばベラベラとお喋り楽しんでいるようだがちゃんと聞いてんのか」 さすがに少しお喋りが過ぎたらしい。 円を描くように設置されたデスクの俺たちの向かい側、そこに座っていた会長がブチ切れた。 企画説明のためにボードの前に立っていた副会長も当たり前ではあるが不機嫌そうだ。 オロオロする書記と机に突っ伏して寝ている会計とヘラヘラ笑ってる庶務は知らん。

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