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「初めは、俺に興味のない仕事の出来る娘だと嬉しかった。
でも珠実のご飯を初めて食べた時、懐かしい味がした。
俺、祖母の作るご飯が好きだったんだって気が付いたんだ。
20代になってからは何を食べても美味しく感じなかったのに、涙が出そうな位に旨くて驚いた。
ただ腹を膨らます為のエサじゃなく、これが本当の食事なんだと感動したんだ。
毎日でも食べたくなった。
そして、俺が話し掛ける度に見せる君の反応は、俺が愛しく思えるものだった。
君を見る度に、抱き寄せたい、抱き締めたい、口付けたい、そう思うよ。
そうする権利を手に入れたいんだ。
恋人になって?嫁さんになって?
好きだ、愛してる、家族になりたい。」
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