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「ほんまに?ほんまにそんな理由で?」
「そう!もう経理課には、いれない空気だった!」
「・・・ちょっと落ち着けって」
泣くのを堪えているような顔が、オレを動揺させる。
唇を噛みしめ、それ以上言葉が出てこなかった。
オレは、すぐに車を出し、会社から出た。
異動の原因がオレだったのだとしたら、こんなところで二人で車にいることを見られるとまずい。
誰も行かないような、小さな公園の駐車場へ移動した。
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