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真大窪駅近くの 神楽岡探偵事務所に 怪奇幻想社の磯田記者がたどり着いた時 ちょうど 坂の上の相談所より 白鷺秘書も到着しました
「あら 白鷺さん あなた もしか 届け物?」
「はい 案の定 井上さん 事故にあってて 今度は。。。。あとで」と片目を瞑って ウインクする白鷺秘書の表情で 磯田記者も納得
すぐに 探偵社に 入りました
お互い携帯メールにて「黒神教団が近くに出張ってるわけね」
「はい どうやらむこうさんも 式を使ってるようです」
「面倒くさい相手みたいねぇ」「でもま いつも通り反射鏡持って来ましたから」
「なるほど さっき言ってた 悪意とやらを 弾き返すってことね」
すぐに 探偵事務所にて 待機していた 井上探偵に
これも同じように 携帯メールにて 「鏡をお持ちしました これを肌身離さず身に付けていてくださいと うちの誠所長よりお伝えしますね」
「井上さん これからは 少し衝撃的なことあるかもしれないよ」と
磯田記者が 脅すようにメールをしては 辺りの気配を探っています
そして 白鷺秘書もまた いつでも バックの中の式神(犬)を飛ばせるようにしていますが
その日は 特に何もなく
女性二人は
近くのビジネスホテルへと 宿泊となりました
と言っても すぐに 飛び出せるように すぐ目の前のビジホで
待機と言うのも おかしいが
二人 結構 何回か こういう 待機とか しているため
女子トークとかしながら リラックスしてますね
一方
井上氏としては 駅のホームの階段で危険な目にあったものの
いまだ 完全には 神罰などとは 疑心暗鬼なようで
「おいおい このままじゃ いつまでも缶詰じゃねーか たくぅ うちの神楽岡所長 早く 俺が動けるようにしてくれないかねえ」と言いつつ
コンビニで購入してきた 缶ビールを飲み始めては 神楽岡所長の連絡を待っていました
神楽岡所長は 依頼人に 再度 依頼の案件の確認中で
これが決まれば すぐに動く予定だった 井上氏としては 所長の戻りが遅くなっているのが なんとももどかしくあり
そこへ
トゥルルルル~
トゥルルルル~
事務所の電話が鳴り響き
「はい 神楽岡探偵事務所です あ 所長 どうしました 連絡なかなか 来なくてやきもきしてましたよ」
「依頼人と これからについて いろいろ確認作業が長引いてな」
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