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5.
「いただきまーす!」
「…い、いただきます」
テーブルに並べられた美味しそうなパン達。
「ん、美味しい!こんなに美味しいならもっと早くお店に行くんだったなぁ。浩太くんも食べて食べてー」
「あ、ハイ」
…あの後。
「んん。…あー、またシャワー浴びないとね。
面倒くさいなぁ…。あ、先にいい?」
しばらくふたりでぐったりしてたけど、気怠そうに起きた川野さん。
俺はまだ余韻が残ってボーっとしてたけど…
「え?あ、もちろん!川野さん家だし!」
「沙織。苗字で呼ばないの」
そんなに苗字がイヤなのか…。
川野さんがシャワーを浴びている間、罪悪感でいっぱいだった。
俺には夏帆がいるのに…
誘惑に負けてしまった…でもさー、あのギャップは反則だろ。カラダも…
ピク。
やべ、出したばっかりなのに。もう元気に…。
川野さんが出てくる前に処理しないと…!
「シャワーいーよー」
早いよ。
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