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「あれ、食べない?もしかして朝はお米派?」
「いやいや、食べる、食べますよ。…ちょっと状況についていけないってゆーか」
「あー…。まぁまぁ、食べて落ち着いてー。考えても一緒でしょ。酔って、ヤッて、朝ごはん…昼ごはん?を食べてる。これだけ」
「…。まぁ、そうだけど」
「もしかして、彼女のこと気にしてたり?
ごめんね、誘って。でも別に言ったりしないよ?大丈夫」
「それは!…負けた俺も悪いと思う」
「負けた?私に?」
「あー、まぁ。誘惑?カラダとか…」
ゴニョゴニョ。
「へぇ。私もまだまだイケるんだねぇ。もうおばさんと思ってたけどー。ありがと。
パン、あったかい内に食べてー。美味しいよ」
にこっと優しく笑うその顔を見て、なんだか胸がきゅっと狭くなった気がした。
…いやいや、ないない。ダメダメ。
俺は夏帆がスキ。夏帆がスキ。夏帆がスキ。
「…おーい。浩太くーん。こーたくーん。こーた!おーい!戻ってきてー」
はっ!
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