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「おはようございまーす」 月曜日。 いつもと同じ1日が始まる。 品出しをして、発注をして、メンテナンスをする。 時々、お客様とお話しをする。 「さーおり!この前はお疲れー!楽しかったねー?沙織も二次会来れば良かったのにー」 今日は機嫌が良さそうな千夏。 「いやいや、私、音痴だもん。それに、黒田さんいないのに行ってもねぇ…。楽しかったんなら良かったね」 「…楽しいってゆーか、佐古山さんが、ちょーっと気になるってゆーか…」 …はぁ?佐古山?…まじで。 「え?なんで佐古山さん?」 「いやー、私ちょっと酔っちゃったみたいでさ、外で酔い覚ましてたんだけど…ずっと一緒に居てくれてさぁ。なんか、きゅん、て?」 きゅん?…30過ぎたら使いたくないなぁ。 「そーなんだ?優しいんだねー」 「…ん。ちょっと意識してしまうかも」 「…頑張ってー」
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