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「…ん。んんっ」 玄関からリビングまでの廊下で、いわゆる壁ドン?でキスをされてる。 「ん、ん、…ちょ、と。んぁ…さこ、まさん」 なんだこの状態。 暗いから。玄関のドアを閉めたから、外からの灯りがシャットダウンされて見えないから。 廊下の電気を点けただけ。 眩しさに目がチカチカして、灯りに慣れるまでぎゅっと目を瞑ってた。 ほんの数秒。 肩を押されたと思ったら唇を塞がれていた。 眩しさより驚き過ぎて目を見開く。 …でも。びっくりしたのは最初のちょっとで。 まだまだやめてくれそうにないので、ちょっと観察してみた。 もー、いきなりドンてするから頭打ったし。 痛いよ。 あ、睫毛長いかも。意外と綺麗な顔だね。 …それに。このキスは気持ちいいかも。 舌を差し出し、くちゅくちゅ、とお互いの舌を絡めとり、吸い始めた所で唇を離された。 口から垂れるキスの名残りがエロい。
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