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「ちょっと」
パシンと手を叩かれる。
川野の服の裾から胸に伸ばした手を。
ちっ、揉んでやろうと思ったのに。
「なーに?男と女がひとつのベッドでくっついて寝てたら、そりゃー男の手はココでしょ」
本気で嫌がってる風でもないので、失礼して揉ませてもらう。
ヤラシイ触り方じゃなく、ただふにふにと感触を楽しんでるだけ。
無理矢理泊らせてもらう事にして、シャワーは浴びていたが、また軽ーくシャワー浴びて、ベッドで後ろから川野を抱き枕にしてる状態。
…こいつの格好も悪い。ノーブラでTシャツ1枚。あとパンツ。
「…この格好は触ってくれって言ってんだろ?」
「…違う。寝るときはいつもこの格好なだけ。てか、疲れたから眠いんだけど。まだ月曜なのに…。明日出勤だし」
「俺も出勤だけど?時間はお前と一緒だし、起きたら一回帰るわ」
俺んちはここから徒歩10分。近くてびっくりだわ。…こいつにはまだ言わないけど。
「あ、そう。じゃ、おやすみなさい」
まてまて。
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