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「…つれないねぇ。…ウッチーも泊まってヤッたんだろ？俺も泊まってヤッても良くない？」
ぴく、と一瞬体が動いた。
「…覗き見？聞き耳？サイテー」
「なんとでも。あんな所で話すお前らが悪い。誰が聞いてるか分かったもんじゃないぜー？聞かれたのが俺で良かったな」
「別に聞かれたからってどうでもいいけど。
…佐古山さん？その事で何か脅迫でもしたかったの？私にとってはどーでもいい事だよ。過去」
くるっと向きを変えて、上目遣いに俺を見上げてくる。
…こいつ。
「…そんなこと考えてないよ。ただ面白そうだなと思っただけ。…それより、お前の目力強すぎ。俺が脅されてるみたいだぜ？」
やっぱおもしれー女。
「あ、そ。それならいーけど。職場でバラされても、私は痛くも痒くもないからお好きにどーぞ」
「ふーん。そーゆー事言う？じゃー好きにしようか。しばらく俺と付き合ってよ」
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