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あいつ、内川なにしてんだ。
顔がニヤニヤして気持ち悪い。
つか、あいつの家はこっち方面じゃないだろ。
…沙織か？
…そうはさせるか。…やっと見つけたんだ。
コンコン。車の窓をノックする。
「はぇっ」
驚きすぎ。
「おー、内川くん、お疲れ。何してんの？買い物？」
「あ、や、違。お、お疲れさま、です」
どもりすぎ。怪しいな。
「…どしたの？顔色悪いね。大丈夫？」
「だ、大丈夫です」
「俺んち近くだけど、寄ってく？」
「いやいや、イイっす。…ちょっとお腹痛いだけで…」
「あ、そー？それならいーけど。運転気をつけてね。じゃ、またー。お疲れ」
手を振って沙織の家の方向に歩いていく。
…しばらく沙織ん家の前で見張るか。
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