第2話 新しい友だち

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―――――― 授業が終わったあと、茜とすぐさま寮へ向かう。 帰り際あの子が何か言ってた気がするけどどうでもいいや。 「……ふぅ…」 「あ、愁さま疲れましたか?すこし休みますか?」 「ん、…へいき……」 横でおろおろとする茜に、少し目元を緩めて話すと、茜はほっとしたように満面の笑みで「はい」と返す。 「…あ、寮長…へや、よぅ……ある」 「ついていきます!」 「んん、ひとり、へいき」 ぽすぽすと頭を撫でながら言ってやると、顔を真っ赤にして 「じゃっじゃあお先に失礼しますっっ」 そう言いながら走っていった。 足速いな…
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