第一話 狼くんの好きな人

10/11
前へ
/28ページ
次へ
「あらあら、愁ちゃんたら天然さんねっ!」 よーしよしよし、なんて言って頭をぐりぐりされる。 う、耳痛い…しまっておこう。 「もっと、シて…?」 ぱさり…フードを脱いで芳樹の制服を掴む。 「っ、も、もぉー!それがダメなのよォ!」 怒ってるような呆れてるような嬉しそうな、変な顔した芳樹が「可愛い子ね」って抱き着いてくる。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

121人が本棚に入れています
本棚に追加