第2話 新しい友だち

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「言いがかりってなんだよ!!ていうかお前名前は?名乗ってから文句言えよ!!!」 「清水茜、暁月さま…いえ、愁さまの親衛隊です」 愁って、はじめて呼ばれた… なんだろ、茜の方がちっちゃいのに、すごいかっこいい 「親衛隊ってなんだ!?」 「自分がお慕いする方々を見守り、場合によってはお助けする存在です」 助け、わぁ…かっこいい… 「よ、よくわかんねえけど!!そいつの名前教えろよ!!」 「どうしてあなたに教えないといけないんですか」 「あなたじゃねぇ!名前で呼べよ!!」 「申し訳ありませんが僕はあなたの名前を知らないので」 あの子頭悪いのかな…? 何だか可哀想に思えてきた 「うぐっ…さ、彩月鈴珠だ!!」 「彩月くんですね、とりあえず声を落としてもらえますか?それに彩月くんのせいで授業が始められません。席につきましょう?」 「っっ、そいつの名前教えてくれたらな!!」 なんでそんなに俺の名前が知りたいんだろ…? よくわからない子だ 「………暁月愁さまです、僕はずっと呼んでましたよ」 「あ…?……っふん!あっそ!!!」 「えぇ…?……愁さま、席につきましょう」 どすどすと足音を立てて窓際の席まで歩いていく彩月。 あの子よくわからない。あまり関わらないようにしよう
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