突然の告白

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共にキッチンに立った。 「昨日、能瀬に言われたんだろ?俺とは合わないって・・・」 「・・・」 「だから・・・巳月と飲みに行ったのか?」 「凹んでる私を見かねて・・・巳月君が…飲みに誘ってくれたと言うか・・・」 彼に色々と相談した」 「・・・俺に直接言えば、いいだろ?なんで巳月に相談する?」 「ゴメン・・・」 「で、巳月のキモチを知ったワケだ。あれから、俺も能瀬のキモチを知った。 俺とお前は合わないと能瀬も言っていた。でも、それでも俺はお前が好きだと言って、彼女のキモチには応えられないとはっきり言った。 そうしたら、ホテルを辞めると言われて・・・能瀬のような優秀な人材はいない。 キスしてくれたら、辞めないと言うから…俺はキスした。 今思えば、馬鹿なコトをしたと思う」 「晃…祐!?」 「・・・俺は能瀬のキモチには応えない。お前は巳月のキモチに応えるのか?」 「私は・・・」 「そもそも、優亜の好きなヤツは誰だ?」 「誰って…晃祐・・・」 「なら、人に何言われても…自分のキモチに素直でいろよ。 大体、最初に言っただろ?お前はシンデレラだって・・・」 「・・・」 「シンデレラは黙って、王子様についてくればいいんだよ。優亜」 俺は優亜を抱き締めて彼女の唇にキスを落とした。
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