ハッピーウエディング

2/8
2738人が本棚に入れています
本棚に追加
/284ページ
~優亜side~ 「晃祐・・・」 二人で仲直りのキスを交わした。 でも、キス以上のコトは時間がなく、今夜までお預け。 「由岐さんはパパになるんですか?」 「まあな・・・」 キスの後は二人でダイニングテーブルを囲み、相良さんの話をした。 「・・・由岐もようやく、彼女と子供の力を借りて、乗り越えて行けそうだ。 今頃は事務所と『バタフライ』のメンバー達と今度のコトについて話をしているだろう」 「じゃ晃祐の秘書は?」 「昨日付で退職した。寂しいけど、由岐の居る場所は俺の隣じゃない」 晃祐は寂しげな表情でコーヒーを飲んだ。 「寂しいですね・・・」 「・・・優亜はお前はずっと俺のそばに居ろよ」 「晃・・・祐!?」 「じゃ私が晃祐の秘書になろうか?」 「えっ?」 「・・・能瀬チーフの元で仕事出来そうにないから・・・」 「・・・でも、お前は能瀬に憧れて・・・ウエディングプランナーをめざしているんじゃ」 「・・・私は自分自身が幸せな結婚出来そうにないと思ったから・・・皆の結婚のお手伝いをして、自分も幸せな気分に浸りたかったのかもしれない」 「優亜お前・・・」 「私…晃祐と幸せな結婚をしたい」 「俺もだ。 俺も優亜お前を幸せにしたい」
/284ページ

最初のコメントを投稿しよう!