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~優亜side~
「晃祐・・・」
二人で仲直りのキスを交わした。
でも、キス以上のコトは時間がなく、今夜までお預け。
「由岐さんはパパになるんですか?」
「まあな・・・」
キスの後は二人でダイニングテーブルを囲み、相良さんの話をした。
「・・・由岐もようやく、彼女と子供の力を借りて、乗り越えて行けそうだ。
今頃は事務所と『バタフライ』のメンバー達と今度のコトについて話をしているだろう」
「じゃ晃祐の秘書は?」
「昨日付で退職した。寂しいけど、由岐の居る場所は俺の隣じゃない」
晃祐は寂しげな表情でコーヒーを飲んだ。
「寂しいですね・・・」
「・・・優亜はお前はずっと俺のそばに居ろよ」
「晃・・・祐!?」
「じゃ私が晃祐の秘書になろうか?」
「えっ?」
「・・・能瀬チーフの元で仕事出来そうにないから・・・」
「・・・でも、お前は能瀬に憧れて・・・ウエディングプランナーをめざしているんじゃ」
「・・・私は自分自身が幸せな結婚出来そうにないと思ったから・・・皆の結婚のお手伝いをして、自分も幸せな気分に浸りたかったのかもしれない」
「優亜お前・・・」
「私…晃祐と幸せな結婚をしたい」
「俺もだ。
俺も優亜お前を幸せにしたい」
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