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私は晃祐に引っ張られ、控室を出る。
「晃祐…私・・・」
「甘い言葉なら、訊くが・・・お前の戯言は訊かないぞ」
「戯言って…私は別に・・・晃祐、エレナさんが有名なハリウッド女優だって、
ワザと隠していたでしょ?」
「・・・まあな・・・」
「ズルい」
「何がズルいんだ?全く」
チャペルに続く白亜の両扉が見えて来たーーー・・・
「俺達の新たな門出のはじまりだ。優亜」
二人で扉を開き、次のステップへと歩き出すのだった・・・
『突然シンデレラ~甘い言葉はスイートルームで~』
(完)
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