0人が本棚に入れています
本棚に追加
水色のキャンディー
女の子と別れて15分程歩き、バス停へ着いたころ、私はスーツのジャケットのポケットに入れていたキャンディーの存在を思い出した。
「食べても大丈夫なものなのかな…?」
もし毒でも入ってたら…?まさか薬が…?
と疑いながらも急ぎ早にキャンディーの包みを開け、中からキャンディーを取り出す。
見た目は至って何の変哲もない水色の澄んだ丸いキャンディーだった。
私は手を震わせ、キャンディーを恐る恐る口に入れた。
すると目眩と頭痛に襲われぐわんくわんと目を回しているうちに目の前の風景が食べたキャンディーのような水色の世界に変わった。
最初のコメントを投稿しよう!