175人が本棚に入れています
本棚に追加
第Ⅱ話 †政略結婚式(当日)†
んん…いつの間にか寝てしまいましたわ…
わたくしはあくびをしながら、ベッドから起き上がる
ドンドンドン
女中
「グレイスさま、入りますよ!」
あ、部屋の扉が開かれた
わたくし
グレイス・グラーツィア・セレナー・ティー
「ふわ~あ、ごきげんよう…
そんなに慌てて、なにかありましたの?」
女中はわたくしにかけより
ベッドから引きずり下ろされる
女中
「グレイスさま!寝癖なんてみっともない!
お忘れになったんですかっ
今日は大事な結婚式ですよ!」
あ、そういえば…
わたくし
グレイス・グラーツィア・セレナー・ティー
「そういえばそうでしたわね…
あっちょっと引っ張らないでくださるかしらっ」
女中はわたくしを化粧室に
引っ張り込んできたっ
女中
「なにをのんきな!
プレヒティーヒさまがもうお越しなんですよ!」
うそ…
わたくし
グレイス・グラーツィア・セレナー・ティー
「あ、ちょっ…いやんっ」
多少、乱暴ではあるけど白いウェディングドレスを
着せられコルセットを締められたっ
わたくしは化粧室のバルコニーから
思わず飛び出してしまった
女中
「ああっ!グレイス様!まだ、寝癖がっ!」
バルコニーから下を覗くとプレヒティーヒが
立っていて、こちらを見上げてきた!
最初のコメントを投稿しよう!