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神父様
「えと、ふう…神よ
この恵まれし境遇の二人にご慈悲を
新郎ﾌﾟﾚﾋﾃｨｰﾋ様、新婦ｸﾞﾚｲｽ様
死が二人を別つまでお互い歩み
これからの人生を共に
生きていく事を誓いますか？」
鳥肌がたってしまったけど
それはわたくしだけではないようですわ…
わたくしとﾌﾟﾚﾋﾃｨｰﾋはしばらく睨み合う
青薔薇の御曹司
ﾌﾟﾚﾋﾃｨｰﾋ・ﾚﾌｨﾅﾄﾞ・ｴｰﾃﾞﾙ・ﾛｰｾﾞ
「こんなちんちくりんの若いだけの女と…
私が一緒になるなど認めたくはないが……」
わたくし
ｸﾞﾚｲｽ・ｸﾞﾗｰﾂｨｱ・ｾﾚﾅｰ・ﾃｨｰ
「それはわたくしも同じですわ！
あなたみたいなよくわからない
男と一緒になるなんて…！」
わたくしはﾌﾟﾚﾋﾃｨｰﾋと組んでる腕に
思わず力をいれてしまった！
神父様
「ま、まずい…！ち、誓いますか…！？」
！
青薔薇の御曹司
ﾌﾟﾚﾋﾃｨｰﾋ・ﾚﾌｨﾅﾄﾞ・ｴｰﾃﾞﾙ・ﾛｰｾﾞ
「ﾁｨｯ…はい、誓います！」
わたくし
ｸﾞﾚｲｽ・ｸﾞﾗｰﾂｨｱ・ｾﾚﾅｰ・ﾃｨｰ
「うー！ち、誓いますぅ！」
神父様が小さくため息をつく
神父様
「で、では…誓いの口づけを…」
うぅ…わたくしはﾌﾟﾚﾋﾃｨｰﾋに向き直り
両手をﾎﾟｹｯﾄにいれたﾌﾟﾚﾋﾃｨｰﾋは
こちらに向き直って
わたくし達はそのまま
偽りだらけの誓いのｷｽをした…
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