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第Ⅲ話 †裏庭の温室†
ガチャリ…
んん~むにゃむにゃ…
「きろ…」
ん~?
「起きろ…!」
バチンッ…!
わたくし
グレイス・グラーツィア・セレナー・ティー
「いにゃんっ…!」
お腹に鋭い痛みを感じて
飛び起きたわたくし…
青薔薇の御曹司
プレヒティーヒ・レフィナド・エーデル・ローゼ
「せっかくベッドを用意してやったというのに
床で眠るとはどういうことだ…!」
朝から鞭をしならせるプレヒティーヒに
わたくしは驚いて、ベッドに飛び乗った
わたくし
グレイス・グラーツィア・セレナー・ティー
「昨日は疲れて眠ってしまっただけですわ!」
プレヒティーヒは鞭を丸める
青薔薇の御曹司
プレヒティーヒ・レフィナド・エーデル・ローゼ
「お前を温室に連れていく
とにかく着替えろ!」
彼は丸めた鞭を腰とズボンの間に挟みましたわ…
わたくし
グレイス・グラーツィア・セレナー・ティー
「わ、わかりましたわよっ!」
プレヒティーヒは鉄の扉を乱暴に閉じた
ふう…まったく、朝からロマンチックね!
わたくしはベッドからおりて
クローゼットに向かい、戸を開いた…
今日は青薔薇が飾られた
この紅茶色のドレスにしようかしら
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