近未来転生シンク

現在と過去と未来に

「そういえば通貨はエンなのか？」
「うーんと、エンだけどお札の人は知らないだろうな」
「そっか、死ぬならお金位持って来れば良かった」
「私が猫ババしても良いけど、未来人は本来あんまり、過去人に干渉してはいけないんだ、今日はペアでテストするから、シンク、宜しく」
「あ、ああ、テストって？」
「僕達がオーバーテストの最新鋭に乗り込んで、ミッションをクリアするんだ、一人じゃ無理なんだよ」
「あ、そうか、で、死んだんだから俺のお金は？」
「当然ないよ、テスト終われば、ちゃんと組織の一員になれるんだから、お給料はあるよ、それでゲームでも買いなよ、私はカラーストーンや杖や器機を買うからさ」
「所で組織って、何やってる組織」
「あうー、今は世界24次大戦の真っ只中なんだよ劣勢の日本は防衛権で出動している、それで日本は過去から事故死する人を持ってくる、人員不足を補う為にさ、それが君だよ」
「あ？　あああああ？」
「そう、世界24次大戦のきっかけは、科学者ザッハ・コールドマンが、発射速度と増大威力の関係性で時限爆発式魔法を励起してしまったんだ、きっかけだよ、世界が終わろうとしてるから、例外的に過去へのタイムトラベルを許可したんだ」
「はあーあああああ！！」
何てこったいアホうが、観光じゃねえよ、どうすりゃいいんだよ
「その、言いにくいんだけど、ザッハ・コールドマンは時限式魔法の励起の罪で処刑されて今は死んでる、彼が一番の犠牲者だったから……その強力強大な遅いが最高の威力の、時限式魔法の爆弾を除去するのが最終目標、でも世界が滅ぶとみんな大騒ぎしてパニックになっているから、紛争や戦争が起こったんだ、日本は防衛だよ」