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トーキヨーグランドタワーでは、人がごったがえしており、長蛇の列となっていた。
100機ある、シミュレーション装置に夢中になっているようすで代わる代わる入っていく。
その合間にカンリは何かあるものを整理していたが気にも止めなかった。
因みにこちらの世界でも変わらずあるのは、ドア、ドアノブ、アクリル窓、マンション、一戸建て。
ないのは世界大戦中なのに、平和顔してワイワイ装置に集まっていること、念じると付く道具の数々、それらは、魔力電池とかが内臓されているが、ほっとくと勝手に充電されて満タンになること、どういう仕組みなのか。
チェックと言う魔法は、強さをステータス化して知らせてくれるものだが、何故魔法と呼んで居るのかと問うと、魔法気体の連鎖反応の他及び入出力を、魔法気体のチェックと呼ぶが、短縮されもう魔法で良いよねと勝手にみんなが間違って使って広まった
つまり、この未来では、魔法気体の入出力連鎖反応を全て魔法と呼び、ファイアボールでさえ、魔法気体のファイアボールと正式には呼ぶらしい、とても長いので省いて名前でしか呼んでない。
発動確認は目に見えない程小さな球が弾けて連鎖励起するみたいで、かなり気にしても音の類いで解る代物じゃ無いらしい。
そのうんちくを聞いてる内に、俺も出来そう使うだけならと思った。
そして、待つこと約8時間、集中力を切らした頃に俺達はマシンに乗った、頭にはマイク付きヘッドフォンが、手足は魔法液みたいな冷たい何か、靴を脱いで素足で浸る、まるで車に乗ってる格好で閉じられる、そして電脳の世界が広がっていた、俺はアバターを作成中
「それでは、ミッションスタートと言って、念じて下さい」
会場を仕切る男はそう言った
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