0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ミッションスタート」
俺はそう言って念じると景色が広がる、バーチャルリアリティーの世界だ、手を振っている姿があり、無造作に200を越える武器庫の中からスタートする、宝珠のちりばめられた武器群、剥き出しの装甲壁が堅牢な砦となっている。
そういえば、バーチャル装置はゴツゴツとした、飛行機のコックピットとは違って凄くシンプルだったな。
「おーい、シンクー」
「ああ、カンリ」
あの、メガネっ子娘ではない、青い瞳の金髪まるで西洋を思わせる彼女の姿が居た
俺はキャラクターを女性になってみたかったので、緑髪の女性になっていた、名前はアンネ、だが、カンリは名前も見ずにシンクと言って寄ってくる名前はアウンだ、仮想世界なんだから男の子にでもなれって
「おい、なりきろうぜ、アウン」
「おっと、そうだった、アンネちゃん、そんなの、どーでもいいんだよシンク」
「そうかな? イメージって大切だと思うんだ、その、何だ、この武器群から、手に馴染む武器を取れば良いのか?」
「そうなんだけど、魔法が一種類内臓されているから、剣でも10パターン位あるんだ」
「じゃあ、風の槍だな」
俺は緑の宝珠の付いた、槍を探しだし、振り回してから、思いっきり一発念じて放つ
ウィンドカッター
凄まじい威力で地面へと放たれた見えざる刃は、草を切り刻み、大地をえぐって消えた
「シンク、凄いじゃん」
「念じるたけなら、サルにでも出来るぜ」
とは言え、カンリは大剣を選択した
「勝つんじゃねえのか?」
「だって、大剣重くてさ、バーチャルでしか振り回せなくて」
「じゃあ、やってみよう」
最初のコメントを投稿しよう!