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でも・・・・・・、
「もう、遅いよ。俺のお前への愛は 跡形もなく折れた。バッキバキにね・・・・・・・」
そう言うと、彼は私の手をそっと剥がし
個室を出て行った
剥がされた手がボトっと、その場に落ちる
私の彼への想いは
全然、友情なんかではない
完全なる 『恋』 だったのだ
とっくに、私は彼に惚れていたのだ
それでも、ひねくれた考えだけで
私は友達でいる事を無理強いした
「自爆してるし・・・・・・・・・・、っ・・・・・・・・・」
涙が止まらない
こんなに苦しいのは初めてで
この4年の思い出が一気にフラッシュバックする
「くるじぃ・・・・・・っ」
苦しくて苦しくて どうにかなってしまいそうだ
その時
この状況に全く合わない声が聞えた
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