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唖然と彼女の姿を追って見ていると
駅の改札を抜けようとしているサラリーマン風の男性に
「今日泊めてもらえませんか・・・?」
と言いだした
うわぁーーーーーー!!!!!!!
待て待て待て!!!!!!
サラリーマン風の男性も マンザラでも無い笑みを浮かべている
「すみません!!連れが酔っぱらってしまって!!!!!」
急いでサラリーマン風の男性から彼女を奪い取る
ちょっと残念そうにした男性はそのままその場を去って行った
「山中さん!!マジで止めてください。俺、目の前で先輩が体売ってるの見たくないっす」
「はぁ~????私が売りなんて、やるわけないでしょ?ばーか。」
馬鹿はお前じゃぁ!!!!
俺は怒りをなんとか胸に仕舞いこみ
「わかりました。今日は家に泊めますから、こんな事止めてください」
てか、酒くっさ!!!!
彼女をまとうアルコールの匂いにこっちまで酔っ払いそうだ
「ホント?ありがとう!!勇ちゃん」
「ゆ?!勇ちゃん?!!!」
コロッと可愛く俺の腕にしがみつく彼女に俺はさっきから動揺を隠せない
完全に、振り回されている・・・・・・・・・・・・。
俺は諦め半分で彼女を家に連れて帰った
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